うわさ話は本当?ロシア人は本当にウォッカを愛しているのか

噂話は本当?ロシア人は本当にウォッカを愛しているのか

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ロシアのお酒といえば真っ先にウォッカが思い浮かぶことでしょう。そしてロシアの人はいつもウォッカばかり飲んでいるイメージがあります。仕事が終わってウォッカ、パーティには必ずウォッカのボトルが1ダースは並んでいる・・・などなど。しかしこれらのことはただのイメージであり、事実かどうかはわかりません。ではロシアの人たちは本当に、ウォッカを愛しているのでしょうか。

ロシア人は本当にウォッカを愛していた!

ウォッカはラテン語でアクア・ヴィテといい、訳すと命の水という意味となります。
少し残念な内容になりますが、イギリスのオクスフォード大学による調査によるとウォッカの飲み過ぎが原因で、ロシアの男性の25%が55歳までに亡くなっているということが明らかになりました。
特に1週間で3本以上のウォッカを飲む人は、肝臓がんなどの病気だけでなく事故や暴力、自殺などが原因で亡くなることも多いと言われています。1985年のゴルバチョフ政権時代には、アルコールが制限されたことでウォッカの摂取量が25%も減少し、それに比例するように死亡率も減少しているそうです。そしてソビエト連邦の崩壊によってもう一度、ウォッカの摂取量が上昇したことで、死亡率も上がったと言われています。
つまりウォッカの呑み過ぎが社会化現象になってしまうほど、ロシア人にとってウォッカは無くてはならないもの、ということができます。一過性のものであれば規制されてしまえばブームが去り、それが解禁になったとしても以前ほど消費されない傾向にありますが、このウォッカについてはそうではなかったようです。言ってしまえば私たち日本人にとっての日本酒のようなものではないでしょうか。

もともとはロシア発祥じゃない!ウォッカの歴史

ウォッカの歴史は古く、もともとアラビアで製造方法が開発されていました。その後ヨーロッパに広まり、9世紀頃にはポーランドへ広まったと言われています。
はじめは薬品として知れ渡っていたウォッカも、嗜好品として飲まれるようになり、15世紀の終わり頃にはロシアでも飲まれるようになったと言われています。

なぜウォッカの度数は40%なの?

現在のウォッカは、アルコール度数が40%という決まりがあります。
中世から現在のアルコール度数が指定されるウォッカとなるまで、元素周期表で有名な近代学者である、ドミトリィ・イヴァノヴィチ・メンデレーエフ博士が度量衡局の局長となり、ウォッカの製造時術を確立するために働いたと言われています。
そしてメンデレーエフ博士の黄金比に準拠して、ウォッカのアルコール度数は40%が良いという結論に至り、現在でもウォッカの度数は40%と決められており、その通りに製造・販売されているのです。

本当にあった!ウォッカが好きすぎて起きた禁酒騒動

ロシアの人たちがウォッカを飲み過ぎてしまうことで、労働の生産性が上がらないという問題がありました。そしてその問題を解決するために、ソ連時代に禁酒キャンペーンが行われたのです。
しかし禁酒キャンペーンを行った結果、ロシアの人たちはいろいろなものを材料にしてお酒を作ろうとしたのです。アルコールが含まれた化粧品や靴クリームまでもがなくなり、あらゆる手段でアルコールを摂取しようとしていたそうです。それほどロシアの人たちにとって、ウォッカは欠かせないものといえるのです。

おわりに

ウォッカを愛しているという説は事実です。
またロシアにはウォッカを飲むのであれば、一気に飲まなくてはいけないといった決まり事があるそうです。しかしオクスフォード大学の調査では、ロシアの人はウォッカの飲み過ぎにより、55歳未満で死亡する人の割合が25%という統計があります。いくらウォッカが好きだからといって、飲み過ぎることは良くないといえるでしょう。特にウォッカを飲み慣れていない日本人は、注意して飲むようにしましょう。

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