琉球泡盛の歴史と古酒の作り方

琉球泡盛の歴史と古酒の作り方

知識

日本の中でも沖縄県は、他の都道府県とは異なる歴史や文化があります。その特有の文化の1つといえるのが、琉球泡盛です。この泡盛はアルコール度数が20度までという低いものもありますが、40度を超えるほどの高いものもあります。

沖縄独自のお酒!琉球泡盛とは

500~600年の歴史があると言われている泡盛のルーツは、泡盛に似ている蒸留酒が存在することから中国やタイなどの東南アジア地方であると考えられています。しかし琉球泡盛には、泡盛の中でも沖縄独特のアワモリコウジカビが使用されています。さらに泡盛の醸造法も沖縄独自で生まれたものであり、沖縄の風土・文化の中で育まれたものであると言われています。

琉球王国時代は、琉球王府があった赤田・崎山・島堀の首里三箇だけに、焼酎職という職人を住ませ、直接監督下で泡盛を作らせていたそうです。そこで作られた泡盛は、王府の行事や交易品、江戸への献上品として使用されていたと言われています。

琉球泡盛の名前の由来って?

泡盛は、「サキ」「シゲチ・サキ」「おくすり」などと呼ばれていましたが、17世紀末ごろから泡盛と呼ばれるようになったそうです。泡盛と呼ばれるようになった由来には、いくつかの説があります。

  • かつて原料に栗(あわ)が使用されていたから
  • 蒸留時、泡盛が受壺に落ちる際に泡が盛り上がる姿から、「泡盛る」となり、「泡盛」となった
  • 強い酒を注ぐときに泡が立つから
  • 薩摩藩が九州の焼酎と区別して、「泡盛」と命名したから
  • インドの古典言語であるサンスクリット語で、酒を「アワムリ」ということから「アワモリ」となった

この他にもさまざまな説があり、泡盛となった由来の決定的な説はないと言われています。

琉球泡盛のおいしい割り方

琉球泡盛は、どんな割り方をしてもおいしく飲めると言われています。水割・お湯割り・サワーで割るという飲み方はもちろんのこと、沖縄の果物であるシークワーサーのジュースで割ってもおいしいそうです。他にも牛乳で割ったり、紅茶やコーヒーなどで割ったりして飲む方もいるそうです。

古酒って呼べるのは何年から?

古酒はクースーといい、3年以上の長い歳月をかけて熟成を重ねた泡盛だけが「古酒」と名乗ることができます。古酒は、長く寝かせ熟成を深めるほど芳香が増し、舌の上を転がっているようなまろやかさが加わってくることが特徴的です。昔から特に珍重された古酒は、宮廷で遠くから来られた客をもてなすために、使用されていたというエピソードがあるほど貴重な品でした。

古酒は作れる!古酒の作り方とは

泡盛は瓶で熟成させることも出来ます。しかし古くから伝えられる「仕次ぎ」と呼ばれる方法で作ることで、いつになっても年代物の古酒を楽しむことができるため、その方法で古酒を作ることをおすすめします。仕次ぎとは、最も貯蔵年数の長い泡盛である親酒を準備し、そして年代順に酒を並べ、2番手から親酒へとくみ出したり、蒸発などで自然に目減りした分を、三番手などから補ったりする作り方のことをいいます。このような工程で作ることで、親酒の風味が損なわれず、数十年者の古酒を楽しむことが出来るのです。

おわりに

アワモリコウジカビが使用されており、沖縄独自の醸造法を行っているのが琉球泡盛です。そして泡盛を3年以上熟成させたもののみが、古酒ということが出来ます。古酒は熟成すればするほど旨味が増すのです。
そして古酒は家でも作ることが出来ます。家で簡単に作ることが出来、いつでも古酒を堪能できるなんて、泡盛好きにはいいですよね。古酒は瓶で作ることもできますが、仕次ぎという方法で作ることをおすすめします。この方法で作ることで、いつになっても年代物の古酒を楽しむことが出来ます。

The following two tabs change content below.
酒通

酒通

お酒のことを知るなら【通】になろう!